(国技館で) 李:わあ、すごい人ですね。 藤川:ええ、毎日満員ですよ。 李:藤川さん、相撲は好きですか。 藤川:ええ、大好きです。 相撲のテレビ放送は毎晩欠かさず見ていますよ。 昨日は大関と横綱との対戦でしたが、あれはすごかった。 思わず手に汗を握りました。 李:藤川さんはときどき、相撲を見にいらっしゃいますか。 藤川:ええ、好きですから暇があったら見物にきます。 李:相撲はいつもこの国技館で見られるんですか。 藤川:いいえ、一月から十一月にかけて、六場所あって、シーズンごとに興行の場所が変わるんですよ。 李:そうですか。 ここはほんとにいい席ですね。 日本に来て、相撲が見られるなんて思ってもみませんでしたよ。 こういう席のきっぷはふつうじゃ、なかなか手に入らないでしょう。 藤川:そうですね。 人気のある日本の国技だけに、よい席はすぐ売り切れてしまいますよ。 李:そうですか。 これほど土俵に近いと、力士の顔もよく見えていいですね。 競技はもう始まっていますか。 藤川:いいえ、取り組みは今から始まるところです。 李:派手な着物を着て土俵の上で動き回っているのはどういう人ですか。 藤川:あれは行司です。 李:「行司」とは何ですか。 藤川:「行司」というのは力士の取り組みを見て勝負を判定する人です。 李:どのように判定するんですか。 藤川:力士は立ち上がった以上は、足の裏以外の体のどの部分でも土に触れれば負けです。 それから、土俵から出たら負けです。 李:お相撲さんの地位はどう決めるんですか。 藤川:成績がよければ地位が上がります。 もちろん、負ければ逆に下がります。 李:きびしい勝負の世界ですね。 ところで、お相撲さんは相撲の前にどうして塩をまくんですか。 藤川:あれは昔から伝えられた習慣で、いわゆる「清め」のためです。 李:力士は普通の日本人よりずっと体が大きいですね。 藤川:ええ、力士は身長173 センチ、体重75 キロ以上なければいけないそうです。 李:対戦のとき、体重の制限がありますか。 藤川:いいえ、相撲はレスリングやボクシングと違って体重制限というものがないから、やせた力士と山のように大きな力士が対戦することもあります。 李:そうですか。 「百聞は一見に如かず」のことばどおり、今日はいい勉強になりました。 どうもありがとうございました。 给我一个关于这段对话的视频

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