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筆算とは、数を位ごとに縦に並べて計算する方法です。主に足し算、引き算、掛け算、割り算で使われます。位を揃えて計算することで、大きな数でも正確に計算できます。例えば、足し算では25と38を足して63、引き算では52から27を引いて25、掛け算では34と12をかけて408、割り算では75を3で割って25になります。
足し算の筆算の手順を見ていきましょう。まず、計算する数を位を揃えて縦に書きます。次に、一番右の一の位から計算を始めます。同じ位の数を足します。合計が10以上の場合は、10の位の数を一つ上の位に繰り上げて、一の位の数だけを書きます。左の位へ順に進み、繰り上がってきた数も加えて計算します。例えば、25と38を足す場合、一の位は5と8で13になります。3を書いて1を繰り上げます。十の位は2と3と繰り上がりの1で6になります。答えは63です。
引き算の筆算の手順を見ていきましょう。まず、計算する数を位を揃えて縦に書きます。引かれる数を上に、引く数を下に書きます。一番右の一の位から計算を始めます。上の数から下の数を引きます。上の数より下の数が大きい場合は、一つ上の位から10を借りてきて、上の数に10を足してから下の数を引きます。借りてきた上の位の数は1減らします。左の位へ順に進み、繰り下がりがあった場合は上の位の数を減らして計算します。例えば、52から27を引く場合、一の位は2から7を引けないので、十の位の5から1借りて、一の位を12にします。12から7を引いて5です。十の位は借りたので4になっています。4から2を引いて2です。答えは25です。
掛け算の筆算の手順を見ていきましょう。まず、計算する数を位を揃えて縦に書きます。かける数の一番右の位、つまり一の位から、かけられる数全体に順にかけます。かけた結果を、かける数の位に合わせて左にずらして書きます。一の位でかけた結果は一番右から、十の位でかけた結果は一つ左から書き始めます。繰り上がりがある場合は、次の計算に加えます。かける数の全ての位でかけ終わったら、それぞれの結果を縦に足します。例えば、34に12をかける場合、まず一の位の2で34をかけると68になります。次に十の位の1で34をかけると34になりますが、これは位を一つずらして書きます。最後に68と340を足して408が答えになります。
割り算の筆算の手順を見ていきましょう。まず、割られる数を「わり算の記号」の中に、割る数をその左に書きます。割られる数の大きい位から順に、割る数で割れるかを考えます。「立てる・かける・ひく・おろす」の4ステップを繰り返します。「立てる」では、割れる数の中に割る数がいくつ入るかを見つけ、商として上に書きます。「かける」では、立てた商と割る数をかけます。「ひく」では、割られる数の一部から、かけた結果を引きます。「おろす」では、引いた結果の右隣の位の数を下に下ろします。これを割られる数の全てを使い切るまで繰り返します。最後に残った数が余りです。例えば、75を3で割る場合、まず7を3で割ると2余り1になります。2を商に書き、3×2=6を7から引くと1になります。次に5を下ろして15にします。15を3で割ると5になるので、商に5を書きます。3×5=15を15から引くと0になります。よって商は25、余りは0です。